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メル友物語 第3弾 N子編

テキスト - メル友物語

メル友物語 第3弾 N子編

KOUICHIが実際に出会ったメル友ドキュメンタリー第三弾。N子編。
笑いあり涙無しの感動作品!


女神

周りの友人共が次々と彼女を作る中、俺はというと、次々とゲームをクリアしていた。
気がつけば、独り身は俺だけ…という状況になっていた。


勿論、恋人は欲しいと思うのだが、出逢いはそんなに転がっていないもんだ。

こうなれば…メル友大作戦。(スチャ

思いたったら直ぐ行動。早速出逢いサイトに投稿。
時間は傷を癒し、過ちを風化させる。
S子やY子との出逢いで得た教訓は、今の寂しさの前では無力だった。

携帯「♪絶え~ま~なく~そーそぐ~愛の名を~(♪HOWEVER/GLAY)」

手馴れてきて、投稿が上手くなってきたせいなのか、今回はメールがすぐに来た。

投稿と写メ見て気になったのでメールしてみました。友達からはじめてみませんか? 写メ送ります♪

Y子の時に、写真やメールでは伝わらない痛さみたいなのがあった為、俺はあまり写真は参考にはしないつもりだった。
つもりだったんだが…!

可愛すぎる!

俺の携帯に届いた写真は、あまりに可愛すぎた。
透き通るような白い肌、全てを包み込むかの如く大きく澄んだ瞳、アヒル唇、etc…
俺は揚々とメールを返信した。


理想

当時21歳だった俺は、まだまだ内外ともに若く、女性の選考基準に外見は重要だった。
そんなお子様思考な恋愛感の俺に、彼女はまさに女神だった。


名前はN子というらしく、普段は看護師をしているらしい。
ギャルギャルした女性より、清楚で献身的な女性が好きな俺はN子の内面にも惹かれていった。

俺とN子はメールと電話を繰り返し、次第に仲良くなっていった。

お互いイイ人もいないということもあってか、仲良くなるにつれて「実際に会ってみてフィーリングが合えば付き合ってみようネ」みたいな方向になっていた。
こんなかわいい子と付き合える日が来るとは…!
思えばこれまで色々あったが、全てむくわれるんだと思った。


約束

待ち合わせ場所で一人タバコを吸う俺。
そうなのだ、この日はついにN子と対面する日なのだ。
お互いの仕事の休みが重なり、一緒に食事でも…という流れだ。


やはりメールで知り合った方とは、実際に会う瞬間が一番緊張する。

今回は実際に顔も分かっているし、電話もたくさんしてる。
某メル友の様に、現実世界で2ch用語を喋るという娘で無いことは確認済み。
不安や心配よりも期待が凌駕していた。

俺は出来る限りのオシャレをして待ち合わせ場所に。
電話で聞いてるあの声がついに生で聴けるのか…
最短で今夜…俺には彼女ができる…!
思えば彼女いない歴も結構長かった…。
あぁもうこりゃ魔王魂とかやってる場合じゃないぜ・・・

何て思ってると…

?「こういちくーん??」
ドキっとした。

いつも聴いている電話の声だ…!


対面

俺はこの声をしっている。
毎日電話で聴いている声だ。
思えば俺がこの声の主に抱いている感情は…だったのかもしれない。


振り返る俺。

目が合う二人。

二人の時間が止まる。

見詰め合う二人。

金髪のバンドマンと…

甘い栗色のロングヘアーの

子豚。

あれ?
おかしい。

とりあえず頭の中を整理しよう。
今聴いた声は確かにN子の声だ。
毎日電話で喋ってるし、間違えるわけが無い。
しかし顔がなんていうか豚だ。ブヒ。小太りで鼻がつりあがってる。

?「N子でーす!!!」
俺「って、ちょっとタンマ。写メの子だよね?」
M「ごめん、あの写メは友達なんだ。でも私もかわいいでしょ?」

女を本気で殴りたいと思ったのはこれが初めてだ。
(デスノートより抜粋)


食事

N子がどうしても謝りたいとのことで、一緒に食事をすることに。
既に帰りたいモード炸裂の俺は、早く食事を終えることに集中した。


外見が子豚だったから嫌なんじゃない、ずっと騙されてたのがとにかく腹が立った。

N子「あ・あのさぁ・・・・」
俺「ん?」

N子「私達って今付き合ってるんだよね?」

こいつ・・・頭が悪いのか?

俺「は?んなわけないじゃん。」

N子「手繋いでいい?」

俺「なぁ。俺の話聴いてた?友達だから手とかは繋ぎません。っていうか飯食ってるし

N子「そう…友達ってことはそのうち恋人になることもあったりする?」

俺「永久にありません。というか何だその鋼鉄の心は。」

N子「もしかして写メのこと怒ってるの??」

俺「当たり前だろ、騙された感がもう半端ねえよ。」

そこから先は無言だった。
食事を終えた俺とN子は一旦店を出た。


友達

もう色々とどうでもよくなってしまった。
今日は帰って漫画読んで寝よう。


N子「ご飯おいしかったね!この後どうする??」

俺「帰るわ。N子も帰れよ。(豚小屋に)
N子「こういち君ってさぁ」
俺「何?」
N子「なんか電話やメールと実際のキャラ違うよね。すごい冷たい人…」

あのー、君はキャラどころか顔が違うんですけど

N子「あ、ちょっと待って!!写メの友達が近くにいるらしいくて、今から呼んでもいい?

帰りたかった。
帰りたかったのだが…俺は、恋焦がれていた”写メの女性”を一目見てみたかった。

10分くらい経ったろうか…。

来た…

もう一人の

子豚が…。


狼役

二匹の子豚と俺。
後、一匹豚が来たら三匹の子豚ができるね!ってやかましいわ。


しかし、なんとなく写真の面影はある。
話を聞けば、あの写メは 奇跡的に撮れた一枚らしい。今でいう詐欺写メだ。

友達(豚)「え!?この人がN子の彼氏??やるじゃーん」

N子(豚)「でしょ?今日が記念日よ。

俺「違うよ。」

友達(豚)「照れなくてもいいよ!お似合い!

俺「似合ってないし照れてないし付き合ってないよ」

N子「きっとこういち君は照れ屋なんだよ。
私に告白してくれた時もシャイな感じだったし。

友達(豚)「早速ノロケ話~?頑張ってネ!」

もうだめだ。こいつら頭おかしい。

自分の心が折れる音を聴いた俺は、トイレへ行くとだけ告げて全力で逃げた。

今回の一件で俺が学んだ教訓は
出会い系では、まともな出逢いは期待できない。

…だ。皆さんも出会い系を利用される際はどうかお気をつけて。

© KOUICHI